逆立ちしてジャンプ

いろいろ思ったこととか、そのときあった出来事とかを書いてます。

ARABAKI ROCK FEST.15に行った話(1日目後半)

前半からの続き。

 

6. ペトロールズ(花笠ステージ)

バイト先にもアラバキに行く人がいたのでオススメのバンドを聞いたら、「ペトロールズいいですよ!」って言われました。東京事変のギターの方がやってるバンドだと聞いて、へぇ~って感じだったんですけどYouTubeで試しに1曲聞いてみたら、心が撃ちぬかれました。とてつもないアダルティな雰囲気。この前やっと成人したような自分が聞いてもいいのかと思うほど。アラバキでは絶対ペトロールズを観ようと即で決めました。

ライブはウルトラ最高でした。全部の曲がかっこよかったです。本当にただそれだけ。

後日、オススメしてくれた人から聞いたんですけど、CDはタワレコとかでも売っていなくてネットとかだとプレミアがついて1枚20000円ぐらいするらしいんですよ。だから、アラバキでの物販がCDを買うチャンスだったみたいで、その話を聞いてマジで後悔しました。

 

7. POTSHOT(鰰ステージ)

POTSHOTは前にちょろっと聞いたことあったな~ぐらいの感じでした。たぶんKEMURIからの流れで。

ステージについたらまわりのお客さんの年齢層が高かったです。リアルでの知り合いなのか、ライブでの知り合いなのかわからないんですけど、スカパンクガチ勢集まってきた~!」って言ってるグループがいてビビりました。実際、その人たちのフィジカルの強さとライブ慣れしてる感じはすごかったです。ダイバーをポンポン上げて、上がった人はスイスイ転がっていったり。SiMやTHE BACK HORNとかにいるライブキッズとはちがって、さすがに年季入ってんなと思いました。

解散しているなかでの限定復活ライブだったのも相まってか、すごく盛り上がりました。曲も「ウォーウォー」と「イェーイェー」でシンガロングできるものばかりだし、メロディーもわかりやすくて知らない曲でも盛り上がりやすかったです。すごく楽しかった。

 

8. サンボマスター津軽ステージ)

1日目のラスト。この時間帯はサンボマスター以外にはセッション企画のバンドしかないし、お客さんの人数ヤバそう…と思ったらマジでヤバかったです。例年は陸奥or荒吐ステージだったのに、なぜ今年はキャパの小さい津軽ステージだったのか。(調べたら荒吐ステージは3000名、津軽ステージは2500名でそこまで違わなくて驚いた。)前のほうで観てたんですけど、かなりギュウギュウ詰めで踏ん張れずにモッシュ中に将棋倒しになったりしててキツかったです。

ライブはいつも通りの最高でした。曲では「愛してる愛して欲しい」が一番良かったです。この曲は1回ぐらいしか聞いたことがなかったんですけど、なぜかメロディーとか覚えていて、これがキャッチーってことなのか…と思いました。単にCMで無意識に何度も聞いて覚えていただけかも。「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」とかいうクソ長いタイトルの映画の主題歌になってる新曲もやってましたが、そっちもいい感じでした。

MCもあいかわらず、熱い・長い・おもしろいの三拍子揃ってました。1日目のトリでお客さんたちが仙台へ帰るシャトルバスに乗る時間が迫っていて、「帰りのバス混むだろうにライブ観てても大丈夫なんですか!?」ってことで今回のテーマは「バス大事!!」で、ライブ中に2万回ぐらい連呼してました。

 

1日目終了後

1日目はこんな感じでした。サンボマスターをアンコールまで観たあとは、荷物を回収して駐輪場までのシャトルバス乗り場に向かいました。バス待ちの列はまあまあの人数が並んでいたのですが、行きのときは同じくらい並んでいて5分ぐらいで乗れたので帰りもそんなもんで行けるだろうとヘラヘラおしゃべりしながら待っていました。すぐに列が1回進んで、あとバス3台分ぐらいで乗れるかな~って位置まできたところでこの世の終わり-KONOYO NO OWARI-が始まりました。

それからいくら待っても次のバスが来ません。1日中ライブを観てはしゃいだ疲れと寒さのダブルパンチで相当キツかったです。アラバキに行ったことのある人ならわかると思いますが、いくら日中は天気良くて暑いといえどもまだ4月で夜は相当寒くなるんですよね。公式のHPに防寒対策について注意が書かれるぐらいだし。

開催は初春であるため、夜は気温が10度以下になる場合もあります。風も強いため、体感温度はさらに低くなります。 ジャンパー等かなり厚手のものを用意して下さい。長時間にわたるフェスティバルです。無理せずゆとりを持って参加して下さい。

ARABAKI ROCK FEST.15公式HP-防寒対策について より)

そんななか、私は7分袖Tシャツと半袖Tシャツを重ねて着ただけの薄着でした。ちゃんと長袖シャツやパーカーを持ってきてはいたのですが(実際、原付で来るときは着ていた)、駐輪場で「今日はめっちゃ天気いいみたいだし、荷物もかさばっちゃうからパーカーとか持って行かなくてもいいっしょ~~~」とか思って原付のメットインにしまっちゃったのでした。10時間ぐらいの自分をぶん殴りたい。そのクソ判断ミスにより、パーカーとか着ている人でも寒いとか言っているなか5倍ぐらい寒さマシマシで並び、いくら待っても一向にバスが来ないという身体的・精神的苦痛を味わうことになりました。

1時間以上同じ場所で待っていると、ついにバスが2台来てくれました。私は嬉しすぎて半分泣いてました。やっと寒さから開放されて暖かいお家に帰れるぜ~とウキウキでバスに進んでいったのですが、バスの1台目が定員いっぱいになり、2台目が8割ぐらい埋まったところで気づいてしまいました。

これ定員オーバーで乗れないんじゃないか…?

そのとき、私の前にまだ並んでいる人数と、2台目に乗れる人数がかなりきわどい状況でした。「頼む、限界まで詰めてくれ…さっきまでサンボマスターでギュウギュウになりながらモッシュしてたのを思い出せ…いけるだろ…」って思いながら進んでいったのですが、まさかのギリギリ目の前で定員オーバー。無慈悲にバスのドアは閉まり、車内の人たちはニコニコしながら駐車場へ向かうのに対して、私たちのグループと後ろに並んでいた十数人は絶望の底に落とされました。

「やべえよ、やべえよ…」、「また1時間待たないといけないのか…」、「日付またいじゃうよ」などと話しながら、そのままぶっ倒れるかと思ったら、遠くに車のヘッドライドが見え、さらによく見るとフロントガラスの上に「駐車場行き」の文字が。このバスが私たちの前に止まったときの並んでいた人たちの盛り上がりはヤバかったです。後ろに並んでいたお姉ちゃんは「今日のベストアクトだわ…」とか言ってたし。

こうして、ついに原付のとこまで戻ることができ、すぐにパーカーなどを着て帰りました。帰りの途中で、道路に設置されている気温表示を見たら3℃で運転中に爆笑しました。

2日目につづく。